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逆指値とは?
<株投資のイロハ3-2>




株の発注方法では、成行(なりゆき)と指値(さしね)がメジャーということは、別記事「株ってどうやって買うの?」で書きました。

今回紹介するのは、「逆指値(ぎゃくさしね)」という注文方法。


通常指値というと、銘柄Aが現在株価1500円として「株価が2000円にあがったら売り」「株価が1000円にさがったら買い」というように、高値で売って安値で買う、というやり方で発注します。


いっぽうこの逆指値は「株価が1000円にさがったら売り」「株価が2000円にあがったら買い」という注文形式になり、安値で売って高値で買う、というやり方になります。


  • 指値 → 安値で買い、高値で売る

  • 逆指値 → 高値で買い、安値で売る



これだけ見ていると、どう考えても損な注文方法ですね(笑)

しかし投資で勝っている人たちは、この逆指値の機能を「損切り」によく使っています。

具体的には、以下のような使い方です。


  1. 損切りの逆指値の設定 → 株を買ったあと、自分が底値だと思う場所のすこし下あたりに、損切りラインの逆指値を設定

  2. 利確の逆指値の再設定 → 損切りの逆指値を設定したあと、株価が順調にあがっていったら、逆指値をきりあげて利確の逆指値に再設定(以降株価があがるたび、逆指値をきりあげて含み益を大きくしていく


逆指値は損小利大を実行するうえで便利!



たとえば銘柄Aが株価2110円のときに100株買う。

株価が2090円を下回ることはないと思うなら、2080円を損切りラインに設定して、最初の逆指値。

そのあと株価が2200円になったら、逆指値を2150円に設定しなおして、損をださないようにする。

さらに株価が2400円になれば、逆指値を2300円とかにして利益拡大。

このように長期投資になるほど、利確はこの逆指値で全自動化

そして損切りほど、短期でおこなっていくわけです。


投資では「大きく稼ぐよりも、いかに損を小さくおさえるか」の重要性が、よくとわれます。

そして「含み益がでているなら、さらにのばして放置すること」も、また重要。

こうした損小利大トレードの「損失は短期で切り、利益は長期で持つ」を体現する方法として、逆指値は非常にマッチしているのです。



ようするに、株価がどんどんあがっていく流れ(上昇トレンド)であるならば、当分は放置してみるということ。

いったん含み益がでたら、逆指値の撤退ラインの上で、株を適当に暴れさせてやる、ということなんですね。

安全にリスクをとれるようになり、長期投資の醍醐味がでてきます。

そして利確の逆指値を都度再設定しておけば、株価暴落のときに利益確定で撤退。

多くの勝ち組の長期投資家は、このようにしてトータルで勝っていくわけです。


SBI証券スマホアプリでの逆指値の使い方(2702の例)


逆指値の具体的な使い方ですが、私が持っているマクドナルド(2702)株を例に、SBI証券スマホ株アプリにて。

2019年2月1日時点で、マクドナルドは株価4825円。

株価が4700円以下になったときに売ることを想定して、設定していきましょう。


(クリックで拡大)

(1)「取引」ボタンから「現物売」選択


(クリックで拡大)

(2)逆指値クリック、株数を100株にし、逆指値を4700円にし、成行クリック、有効期限を2月25日までに設定、取引パスワードを入力し、発注クリック


売りの逆指値では「●●円以下になったときに成行執行か指値執行か」を選びますが、基本的に初心者はこのとき成行を選択です。

今回の場合は「4700円以下になったときに成行執行」という条件。

株価4700円になったときの買い板に、売りをぶつけて約定させる形です。


また逆指値の有効期間は、最大で数週間ほどのばすことが可能。(今回の場合、2019年2月25日まで)

設定後の数週間であればほったらかしていても、逆指値の撤退ラインに達したら自動的に約定します。

本業のある忙しい人にとっては、ありがたい機能です。


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