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株初心者がやってはいけない11の投資法




投資の手法は千差万別。

この投資は正しい or 間違っている」ということは、断言できません。

ただし、多くの初心者が爆死する投資手法というのは、だいたい昔からお決まりですね。

投資の手法を勉強する最大の意義は、その「やってはいけない投資法」を避けるためと言えます。


当記事ではそれらの「初心者が避けるべき投資手法」について、紹介しています。

基本的にここで紹介している手法は、熟練者向け。

熟練者が使えば強い武器になりえますが、初心者はご法度と考えましょう。


目次

(1)一つの銘柄に大金を投資する


投資可能資金が100万円だとして、いきなりその100万円を、


  1. 一つの銘柄に

  2. 一気に全額投資


ということをやる人がいます。


一度だけなら、まぐれで大当たりをひくことができるかもしれません。

しかしだいたいの初心者は、それを続けているうちに大きな損失をくらいますね


売却益(キャピタルゲイン)目的の場合、初心者のうちは、


  1. 複数の銘柄に分散して

  2. 少しずつ資金投下


というスタイルがいいでしょう。



この点は、いわゆる資金管理の問題になってきます。

詳細は「株をやっていく上でのメンタル・資金管理」を参照。


(2)デイトレードをする


1日で売買を終わらす「デイトレ」も、初心者が一気に資金をへらす手法です。

投資は短期になればなるほど、AIの支配や手数料負けの側面が大きくなり、ギャンブル性があがります。


たしかに長期投資をやっていくうえでも、短期トレード経験はあるにこしたことはありません。

大火傷しない程度の投資金額で短期をやってみることには、意義はあるでしょう。


資金管理、板読み、チャート、テクニカルといったものを極めることで、デイトレードでも常勝している人はいます。

しかしそこに辿り着くには、とても長い修練の時間を要するのも事実

初心者は短期をやるにしても、デイトレードではなく、少なくとも1日以上はポジションを保有するスイングトレードから、やってみるのがオススメですよ。



● 短期トレードを極めるには?(参考記事)

● 初心者にデイトレードをオススメしないワケ(参考記事)


(3)ハイレバでいどむ


信用取引や証拠金取引では、レバレッジをかけることが可能。

株の場合、信用取引ではレバレッジを3倍までかけれます。


たとえば30万円の所持金だと、90万円ぶんまでの取引ができます。

この場合、全損すると最大で60万円の借金状態になり、追証(おいしょう)となって60万円の追加入金を求められます。



また、現物株(すでに持っている通常取引の株)を担保にして、信用余力(信用取引で売買できる金額)をふやすこともできます。

その余力を使って新しく信用玉ポジを買うことを「信用2階建て」と言いますね。



こうした「信用全力フルレバ」の状態だと、株価がちょっとさがっただけで追加入金の追証になります。

このスタイルで投資しつづけると、多くの人はやがて借金地獄へと、身を投じることになりますね。

(信用取引については別記事「信用取引口座を作ってみよう」参照)


レバレッジ取引は使い方次第で、薬にも毒にもなります。

過度なハイレバは、厳禁ですね。


(4)借金をして投資をする


前項の「信用フルレバ状態」にプラスし、アコムやプロミスみたいな消費者金融から借金をして、トレード資金に費やすことを「信用3階建て」と言います。



借金してきたお金(1階)で現物株を買い、その信用余力(2階)を使って、フルレバで信用取引(3階)をする。

言うまでもなく、こういったトレードも破滅的。

つねに追証や強制ロスカットと隣あわせです。


あなたがどんなに相場の天底を見極められる天才だとしても、なかなかオススメできない手法ですね。

賭博と同じと考えましょう。


(5)安易な逆張り


投資スタイルには大雑把に、株価が継続的にあがってるものを買う「順張り」と、株価が継続的にさがっているものを買う「逆張り」があります。



逆張りは「底打ち」の反転タイミングを見計らう必要があるため、初心者には難しいと言われますね。

だいたいが、すぐに含み損になってしまいます。

初心者は素直に、月足や週足の大局を見て「順張り」に徹したほうがいいでしょう。

(詳細は「順張りと逆張り」の記事参照)


(6)損切りをしない


短期トレードほど、損切りが重要言われます。

前項の逆張りトレードもそうですが、やるなら撤退ラインを定めておく必要がありますね。



値上がり20%で利食い、値下がりマイナス10%で損切り」などのマイルールを作り、厳格に守っていきましょう。

(損切りの詳細は「損小利大」の記事参照)


(7)窓口に言われた通りのものを買う


銀行や証券の窓口でオススメされる金融商品は、総じて地雷と思いましょう。

投資信託にしても、ソブリンとかハイイールド、毎月分配型、元本保証などの単語がある商品は、十中八九ぼったくりです。

浮ついた単語を使っているものは、複雑性の高い金融商品であることが多く、手数料も割高。



長期投資の株と言えば、基本的には個別大型株の現物、もしくはインデックス投信・ETFとなりますが、これらが銀行窓口でオススメされることはありません。


(8)ランキングに乗っているものを買う


証券ホームページのランキングに乗っているものを愚直に買うのも、だいたい地雷になりますね。


たとえば非課税口座NISAでよく買われる銘柄をリスト化した「NISAランキング」の株は、非常に人気です。

そのためやがて売り圧力になって、株価の落ちてくる銘柄が多いですね。

NISAだからといって、全員が全員、長期前提で株を持っているわけではありません

この点も気をつけましょう。


(2020年3月31日・東証一部・値上がり率ランキング・SBI証券より)


(9)ダブルインバースの長期NISA漬け


前項のNISAランキングでは、日本の株価指数「日経平均株価」がさがることで利益を得られる「日経ダブルインバース(1357)」とよばれる特殊な上場投信(ETF)も、よくのってきます。

本来レバレッジやインバースといったETFは「減価」とよばれる現象があるため、長期向けではありません。

しかし銀行や証券の窓口では「日本は長期的に経済低迷するので、ダブルインバースがオススメ」と顧客に推奨することが多い。

そのため、こうしたマニアックなETFが、NISA上位ランキングにのるという現象が発生します。


(2020年3月23日~27日・NISA週間買付金額ランキング・SBI証券より)


裏事情として、なんでも銀行・証券に勤めている人は、そうした「日本経済暴落」の教育(というか洗脳)を、徹底的にうけるのだとか。

それでいてダブルインバースの減価の仕組みを理解している人は、まったくいない状態です。

いわゆる子供のNISA枠である「ジュニアNISA」でも、このダブルインバースがたくさん買われているという有様です。

これらの裏事情は、覚えておいて損はないでしょう。


ダブルインバースの減価については、別記事「短期売買で人気のあるETF」参照。


(10)仕手株や非貸借小型株の長期塩漬け


時価総額が100億円に満たない小型株や仕手株は、一日で20%とか値上がりすることが多いです。

初心者はこうした急騰株を、値上がりしたあとに買ってしまいます

そして買ったあとはだいたいすぐに値下がりして、含み損になってしまうのがパターン。

すぐに損切りできるならいいですが、多くの人たちは逃げ遅れて、半年とか1年とか含み損のまま、株を塩漬けにしてしまいます


(有名な仕手株・杉村倉庫の例)


小型株は「非貸借」といって、制度信用取引の空売りを長期でできないことが多いです。

(詳細については別記事「空売り」参照)


よって買い戻し圧力もうまれず、だいたいずっと値下がりし続けますね。

長期で含み損は拡大し、ズブズブと沼にはまっていくわけです。


急騰小型株をやるなら損切りは必須になりますし、短期トレードのマネーゲームとして割り切ることが大切

そもそも小型株自体、あまり初心者にはむかないことには、気をつけておきたいです。


(11)SNSの情報にイナゴする


ツイッター、ヤフー掲示板など、短期相場の情報はSNSであふれています。

●●銘柄は買い」などの「買い煽り」の書き込みはしょっちゅうあり、多くの個人投資家は、それにつられて買ってしまいます。

いわゆる「イナゴ投資」です。



そしてすぐに株価は下落。

個人投資家が含み損で塩漬けにされる「嵌め込み」という現象がおきるのも、パターンです。

前項の仕手株、小型株ではそうした買い煽りが多いですので、マネーゲームとして認識して、注意をはらう必要があります。

(小型株やマネーゲームについては「材料・思惑」の別記事参照)


正しい投資手法を身につけるには?


当サイトでは正しい株投資手法について、わかりやすく解説しています。

これまで投資で失敗してきたという方は、ぜひ当サイト「株投資のIROHA」の教科書コンテンツ・第1章「株投資の魅力」を読んで、自分の投資手法を見直してみてください。




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