株をやるうえでは、やはりチャートの見方は初歩中の初歩。
しっかりマスターしていきましょう。
まずは、ローソク足について。
ローソク足は、1日の株価の値動きをあらわします。
陽線と陰線は、それぞれ証券会社や株サイトによって色が違いますので、注意してくださいね。
SBI証券のハイパーSBIや株アプリ → 陽線が赤色、陰線が緑色
楽天証券の株アプリ・iSPEED → 陽線が赤色、陰線が白色
まあいろいろ単語が並んでいますが、チャートを見ていくうちに慣れます。
ようするに、陽線がでたらその日の株価はあがっており、陰線がでたらその日の株価はさがっている、ということです。
陽線 → その日の株価はあがったことを示す
陰線 → その日の株価はさがったことを示す
また、陽線がでたときは上から「高値・終値・始値・安値」の順。
陰線がでたときは上から「高値・始値・終値・安値」の順になります。
このローソク足を左から右へと複数ならべることで、株チャートが完成。
投資家は毎日のローソク足を見て、売買のタイミングを見ていきます。
なお、上のローソク足はわかりやすくするため、1日の値動きという前提でお話ししましたが、1週間の値動きや、1か月の値動きを示すローソク足もあります。
日足(ひあし) → 1日の値動きを示すローソク足
週足(しゅうあし) → 1週間の値動きを示すローソク足
月足(つきあし) → 1か月の値動きを示すローソク足
分足(ふんあし) → 1分の値動きを示す1分足から、5分足、15分足、60分足などがある
たとえば週足なら、以下のようになりますね。
始値 → 1週間の最初(だいたい月曜の午前9時)につける株価
終値 → 1週間の最後(だいたい金曜の午後15時)につける株価
高値 → 1週間で一番高い株価
安値 → 1週間で一番安い株価
SBI証券や楽天証券のスマホアプリでは、分足・日足・週足・月足を並べて見ることができます。
以下、SBI証券スマホアプリより、2020年4月23日でのエムスリー(2413)の例。
(クリックで拡大・時間軸ごとの足を並べる方法)
チャートを立体的にとらえるうえで大切ですので、私もこの機能はよく使っています。
さらに具体的に見ていきましょう。
以下、SBI証券スマホアプリより、2018年末のオリエンタルランド(4661)の日足2つ分。
陽線の日と陰線の日で、くらべてみましょう。
これを分足で分解すると、以下のように。
(クリックで拡大)
中央の黄色の線で、陽線の日と陰線の日を分断しています。
日足で陽線になっているものが、上から「高値・終値・始値・安値」。
陰線になっているものが、上から「高値・始値・終値・安値」の順になっていることが、分足にすることで、立体的にわかりますね。
このように分足をまとめあげたものが日足となり、日足をたばねれば週足に、週足をたばねれば月足に、となっていきます。
四本値を単純にとらえるのではなく、下位の足に分解して、具体的にどういう経緯があって四本値をつけていったのかを見るのは、チャート分析するうえでは重要ですね。
まあ「習うより慣れろ」です、ここらへんは。
何度もチャートを見ていくうちに、四本値やら始値・終値やらは、すぐに見分けがつくようになるでしょう。
私も最初はチャートの見方がわからなくて四苦八苦していましたが、眺めているうちに自然と覚えていました(笑)
気楽にいきましょう。
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