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株にはどんな種類がある?
<株投資のイロハ3-7>




一言に「株」といっても、いろんな株があるものです。

まず真っ先に覚えておきたいのが、大型株と小型株の違い。


  • 大型株 → 時価総額の大きな株

  • 小型株 → 時価総額の小さな株


時価総額というのが、株投資をやっていくうえでミソとなります。


目次

時価総額とは?


  • 時価総額 → 発行株数に株価をかけたもので、その会社の価値そのもの

  • 発行株数 → その会社がだしている株の数の合計



会社の価値というのは、株価だけで判断することはできません。

なぜなら各会社によって、だされている株の数というのは違うからですね。


  • 株価が高くても、だされている株数が少ない → その会社の株を買ってる人は少なく、集まっている資金も少ない可能性あり

  • 株価が低くても、だされている株数が多い → その会社の株を買ってる人は多く、集まってる資金も多い可能性あり


つまり、株価に株数をかけることで、はじめて会社の手元に集まっているお金(会社の価値)というのが、わかるのですね。


たとえば2019年1月時点で、オリエンタルランド(4661)の株価が1万1100円。発行株数が3億6360万株。


株価×発行株数=時価総額

11,100×363,600,000=4,000,000,000,000


時価総額は、およそ4兆円となりますね。

このように計算しなくとも、時価総額は株アプリや証券サイトなどでも、確認できます。


(SBI証券スマホアプリより・2019年1月時点・オリエンタルランドの時価総額)


時価総額の大きな株はどんなものがある?


それでは、だいたいどの程度で「時価総額が大きい・小さい」と判断できるのか?

いろんな定義がありますが、おおざっぱに1000億円を基準にすればいいと、私は考えています。


  • 大型株 → 時価総額が1000億円以上の株

  • 小型株 → 時価総額が1000億円以下の株


そしてこの時価総額が大きい株を大型株、小さい株を小型株と言うわけです。

オリエンタルランドは、明白な大型株と言えますね。

単純に時価総額の大きな銘柄は有名企業が多く、人気の株とも言えます。


参考までに、以下は2019年8月段階での、日本で時価総額の大きな企業ベスト20。



トヨタ自動車(7203)の時価総額22兆円が図抜けて高く1位、次点にソフトバンクグループ(9984)の11兆円がきます。

日本株をやるなら、これら大型株の有名企業は頻繁に話題にでますので、覚えておいて損はないですね。


時価総額と値動き


そして実際の取引ですが、大型株ほど値動きがゆるやかになり、小型株ほど値動きが激しい、という性質もあります。

なぜか?



時価総額が大きいということは、発行株数が多いということ。

つまりザラバの板(投資家の指値注文)が、厚くなりがちです。

指値の値段間隔が非常にせまく、各値段で注文数も多い。

これにより、多少の取引ではそんな簡単に大きく値動きしません。


それに対して時価総額の小さい銘柄は、発行株数が少ないので、ザラバの板は薄い。

指値の値段間隔は広がり、各値段で注文数が少ない。

多少の取引でも、簡単に値動きするのですね。


大型株のヤフー(4689)と小型株のザッパラス(3770)の株価チャート・板を比べてみれば、一目瞭然です。


(クリックで拡大・SBI証券スマホアプリより・ヤフー・2018年12月23日・日足チャートと板)


ヤフーは時価総額1兆円ごえの大型株。

指値間隔が1円単位でびっしりとせまく、注文数が各板で10万株単位と多い。

これにより、ゆるやかな値動きを維持しています。


(クリックで拡大・SBI証券スマホアプリより・ザッパラス・2018年12月23日・日足チャートと板)


それに対して、ザッパラスは時価総額100億円未満の小型株。

指値間隔がとびとびで広く、注文数が各板で100株単位と少ないですね。

普段はまったく取引されませんが、だからこそ動くときには一気に動きます。



いわゆる毎日の「値上がり率ランキング」の上位にのっかってくるのも、こうした新興市場の小型株。

上位の銘柄はだいたい1日で「値上がり率10%~20%」と、一気にあがります。

(株価100円の株であれば、一気に株価110~120円まであがる)


(クリックで拡大・SBI証券スマホアプリより・全市場値上がり率ランキング上位・2019年1月21日の例)


株価の変動をパーセンテージで示す「値上がり率・値下がり率」については、別記事で具体的に解説してます。

株をやっていくうえで、よく使われますので、チェックしておきましょう。


● 値上がり率と値下がり率について理解しよう(参考記事)


値がさ株と低位株


ちなみによく誤解されるので、ここで説明しておきますと、「大型株=株価が高い」「小型株=株価が低い」ということでは、ないんですね。

株価が高い株は「値嵩(ねがさ)株」、株価の低い株は「低位(ていい)株」と言います。


  • 値嵩株 → 株価が高い銘柄(目安として株価1万円以上

  • 低位株 → 株価が低い銘柄(目安として株価1000円以下

  • 大型株 → 時価総額(株価×発行株数)の大きな株(目安として時価総額1000億円以上

  • 小型株 → 時価総額(株価×発行株数)の小さな株(目安として時価総額1000億円以下


ヤフーは株価の低い低位株ではありますが、発行株数が多いため、時価総額の高い大型株です。

この点に、気をつけましょう。


  • オリエンタルランド(4661) → 大型株・値嵩株

  • ヤフー(4689) → 大型株・低位株

  • ザッパラス(3770) → 小型株・低位株


大型株と小型株、どちらのほうがオススメ?


簡単に言ってしまうと、基本的に大型株は長期投資、小型株は短期トレードにむきますね

ですので長期投資が推奨される初心者的には、大型株一択です。

だいたい初心者が小型株をやると高値づかみが多くなり、含み損まみれになります(笑)

なぜなら小型株の株価は、1日で一気に20%とかあがることがありますが、そういう銘柄の多くは、翌日にはすぐに全モ(元の株価まで下落)してしまうからですね。

値動きが激しいですので、どんくさいとなかなか小型株では利益をあげれません。


とはいえ、大型株よりも小型株のほうが、値動き(値幅)が大きくとれるのも事実です。

このサイトでしっかり株のことを学習してトレード能力を鍛えれば、小型株でも効率よく稼げるようになるでしょう。


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