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ROEとROAの違い
<株投資のイロハ5-6>




グロース株を分析するうえで、ROE(自己資本利益率)ROA(総資産利益率)という利益率指標があります。

海外投資家には、よく好まれる指標です。


目次

ROEとROA


  • ROE=純利益÷自己資本

  • ROA=純利益÷総資産


ROEは、自己資本に対してどれだけ純利益を稼いでいるかの指標。

ROAは、総資産に対してどれだけ純利益を稼いでいるかの指標になります。

ようするに、資金効率性

会社の活動資金に対して、見合った額を稼げているかどうか

それを見るのが、ROEとROAなわけです。



  • ROE=会社の手持ちのお金に対して、毎期どれだけ稼いでいるかを見る

  • ROA=借りてきたお金を含めた全活動資金に対して、毎期どれだけ稼いでいるかを見る


原則、自己資本より総資産のほうが多くなりますので、常に「ROE>ROA」となります。

ひとつの基準として、グロース株に投資するなら「ROE10%以上・ROA5%以上」はほしいところです。

それ以下になると資金効率が悪く、「怠けている会社」と認識されても仕方がないですね。


財務レバレッジとあわせて見てみる


なお、ROEとROAにひらきがない株ほど、借金は少ないです。

「自己資本に対して借金をどれくらいしているか」をしめす指標・財務レバレッジをROAにかけると、ROEになります。


ROA×財務レバレッジ=ROE


財務レバレッジがあがるほどROEはふくれあがりますので、ROEが大きければ、なんでもいいというわけではありません

ROAとどれだけ離れているかをしっかり見て、判断する必要があります。


初心者が投資すべき株は、財務レバレッジは2以下がオススメ。

なので、たとえばROAが10%であれば、ROEは20%以下がふさわしいということになりますし、ROA20%なら、ROEは40%以下がふさわしいですね。

ROEがROAの2倍以上になってないか、チェックしましょう。



<ROE・ROAを使った銘柄選びのポイント>

  1. ROEは10%以上、ROAは5%以上の銘柄を選ぶ

  2. ROEはROAの2倍以内にとどまっている銘柄を選ぶ


無借金経営・任天堂(7974)の例


(クリックで拡大・証券スマホアプリでROE、ROA、自己資本比率が見れる)


任天堂(7974)は無借金経営で有名。

株主資本比率(自己資本比率)が高めで、ROEとROAにそこまでひらきがないことがわかります。

自己資本比率は財務レバレッジの逆数ですので、自己資本比率が高いほど、ROEとROAの差がなくなります



2018年の100%超えの良質な業績成長率もあいまって、任天堂は2016年中盤から2018年頭までは、右肩あがりの月足チャートを形成しています。


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