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ギャップと窓埋め
<株投資のイロハ4-6>




このページでは、チャートの基本であるギャップ、窓、窓埋めなどについて解説しています。


目次

窓とは?



こちらは、2017年~18年のヤフー(4689)の週足。

赤四角では、間隔をあけて一気に株価が上昇。

これをギャップアップと言います。

逆に右の青資格のように、間隔をあけて一気に株価が下降しているチャートは、ギャップダウン

そしてこのギャップアップ・ギャップダウンでできた間隔のことを「」といい、しばしば抵抗帯・支持帯になります。


  • 抵抗帯(レジスタンス) → それ以上株価のあがりにくい価格帯ギャップダウンの窓の上部

  • 支持帯(サポート) → それ以上株価のさがりにくい価格帯ギャップアップの窓の上部


窓埋めと反発


(前画像のチャート前半部分)


またヤフーでは、ギャップアップぶんの間隔をうめて株価がさげていく局面があります。

これを「窓埋め」と言いますね。


普通窓をあけたあとは、この窓埋めという現象が大確率で発生

そしてそのあとは反発して、株価は逆方向にいきます。



  • ギャップアップ(略称・GU) → 間隔をあけてローソク足が一気に上にいくこと

  • ギャップダウン(略称・GD) → 間隔をあけてローソク足が一気に下にいくこと

  •  → GU・GDでできた間隔のことで、支持帯・抵抗帯になりやすい

  • 窓埋め → GU・GDでできた間隔をうめにいくこと(そのあとは株価が逆方向にいきやすい)


窓をあけて上に株価がとんだら、窓の下部の押し目まで株価が落ちるまで、買うのは待ってみる

それも、戦略のひとつになるわけです。


GU・GDは小型株に頻発する


GU・GDともに、ボラティリティ(値動き)の激しい小型株ではよく見られますが、大型株ではそんなに見られません。

ヤフーのような大型株でこうした現象が発生するのは、年に4回ある決算発表日(決算短信の公開)をまたいだときが、多いですね。

しばしば逆指値がとびますので、もし大型株でリスク管理する場合は、決算発表日をまたがない、というのがひとつの戦略です。


決算発表日はあらかじめ、証券のホームページなどで知ることができます。


● 次回の決算発表日の調べ方(参考記事)

● 決算短信を使った短期トレードのやり方(決算短信のわかりやすい解説)

● 株にはどんな種類がある?(復習記事・大型株と小型株の違い)


なお、GUであいた窓は基本的に支持帯として機能しますが、窓を埋めたあとも下落して、その支持帯を下に突破した場合は、一転して抵抗帯になることに注意しましょう。

詳細は、次ページのロールリバーサルの項目で解説します。


■ 次ページ ブレイクとロールリバーサル




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